「プロとして必要なカメラ機材について教えて下さい。最低限必要なものはなんでしょうか?」
「杉山さんはどんなカメラを使ってますか?」…….等々
ブログ更新しだすと、こういった質問がくるようになるけど、質問するのは簡単だけど、答えるのってなかなかしんどいんですよ〜。
以前、デジタルに切り替わる頃は杉山自身も、機材の情報があまりなかったので、自分でテストしたりしたものをブログで公開していましたが、最近はあちこちでいろんな方がインプレッション等書かれているので、そちらを参考にしてもらった方が良いかな?とも思います。
とは言っても、質問されたことにはお答えしましょう。ただ、杉山の言うことが絶対ではないのでご自分でも調べて下さいね。
取材カメラマンとそれ以上のカメラマンを目指すのではかなり違ってくるし、お金がある人はいくらでも良いモノを揃えれば良い訳ですから、まあ、それ以上のカメラマンを目指す人で、お金はないけれど最小限必要なモノと言うことでお答えします。
まず、カメラについてはキャノンでもニコンでも良いと思いますが、フルサイズのカメラが良いと思います。Canonで言うと5DMarkⅡ。ムービーも撮れるのでやっぱりお勧めですねえ。(ひょっとしてもうすぐMarkⅢになるかもしれませんので、購入時期には注意して下さい。)
レンズはLレンズのEF24-70mm F2.8L USMもしくはEF24-105mm F4L IS USMのどちらか1本。(安価なレンズもありますが、きれい&長く使えるのはLレンズ)他の単焦点レンズももちろん良いのですが、標準ズーム1本あれば、まず殆どの仕事はこなせます。そのうちEF100mm F2.8Lマクロ IS USMとかのマクロレンズがほしくなるかもしれませんが….がまんすればマクロはエクステンションチューブで代用することもできます。
カメラ以外にパソコンも必要です。MacBook Proの15インチもしくは13インチ。Mac Proも欲しくはなりますが、撮影に持って行くことを考えてとどちらか1台ということになるとノートを選ぶべきです。今はMacBook Proでもほとんどのレタッチや合成作業は充分こなせます。これにナナオのAdobe RGBカバー・IPSパネルのColorEdge CG243Wあたりがあれば言うことなしです。(CG245Wはよく知りません)レタッチするときや撮影時にクライアントがいる場合はノートだけでなく外部モニターも必要になると思います。
キャリブレーターについては良いモノを買った方が良いのだけれど、高いので誰かに借りたりできればいいんだけど….以前アシスタントしてたヤツは、未だに杉山のところに借りに来ます。(笑)
細かいことを言えば、カメラまわりだと露出計(フラッシュメーター)や三脚、パソコン関係だと外付けHD、インターネット環境は必要です。
今、雑誌の仕事では上記の機材についてはほとんどのところが請求ができないので、自分で所有してなくてはなりません。大型ストロボについては今のところレンタルしても請求させてくれるところが多いので安心して下さい。
う〜ん、あっという間に100万円いっちゃうねえ。デジタル時代のカメラマン、お金かかりすぎだから、目指すの止めた方がいいのかも??
追記、そう言えばPhotoshopとLightroomも絶対いるかも。