CANON EOS 5D Mark II

フルサイズCMOSセンサー2110万画素で価格がボディ単体価格20万前半という驚きのデジタル一眼レフ
1Ds Mark3からのDEGIC3からDEGIC4に進化してますます高感度撮影時のノイズの低減記録メディアへの高速アクセス、14bit A/D変換処理による階調などが向上しているというまた新機能のフルハイビジョン動画撮影機能の搭載もプロの定番デジタル一眼レフの地位を確固たるものにする性能コストパフォーマンス最高の1台だ
実際に撮影した画像を検証すると、1Ds Mark IIだと常用でISO感度400くらいが限度だと感じていたのがISO感度800でも撮影者でない人には違いがわからないでしょうまた14bit A/D変換処理[12bit処理(4096階調)→14bit処理(16384階調)]によりグラデーションなどに見られたトーンジャンプの発生がかなり少なくハイライトからシャドウまで非常に繋がりがよいグラデーションになっている
記録メディアへのアクセスについてはSanDiskの45MB/秒のCFカードを使った場合RAW撮影で13枚連続撮影後書き込み終了まで11秒程度なのは驚異的な速さだ
mais、残念ながら通常PC接続撮影をしている杉山にとっては1Ds Mark III、5D Mark IIともにUSB2.0接続になってしまったためMac(WINDOWSに比べてMacではUSBのスピードが出ない)では致命的なほど転送速度が遅くなってしまっているこのため1Ds Mark IIでは常時PC接続撮影をしていたが最近では撮影開始時のクライアントやモデルとの写真チェックのみPC接続しその後はCFカードでの撮影を余儀なくされているFireWire800でのPC接続撮影ができたら良いのにと思っているプロは多いはず
CFカードのPCへの画像取り込みはFireWire800(IEEE1394b)対応のLexarのCFカードリーダーを使っている
フルHD動画撮影の画質についてはコンパクトデジカメの動画とはまったく違う世界の画質ですべてのEFレンズが使えることにより35mm一眼レフ独特の画角と被写界深度が得られるのは新しいムービー表現が可能になるただし露出のマニュアル操作ができないのでズームしたりカメラを振ったときに露出が変わってしまうのでAEロックを使うことになりますそのとき自動で絞りが変わってしまうのが難点マニュアル操作ができるようにしてほしい
低予算だがクオリティが必要なムービーの仕事やスチルカメラマンがムービー作品を作るのはもってこいのカメラだと思う