Parallels Desktopについての経過報告。
杉山が撮影の現場で使うソフトをインストールしました。
Adobe-PhotoshopCS2、canon-DPP/EOS Utility、フォトのつばさの3つ。
EOS Utility以外のソフトは動作確認がとれました。
というのは、Parallels DesktopはかろうじてUSBに対応してるものの、USB 1.1として使用されてしまい、
USB 2.0をサポートしていません。その結果かどうかはわかりませんが、絶対条件としてUSB 2.0使用のものは動作しないということではないでしょうか。外部接続キーボード、マウス、カードリーダー、HDなど動作はしますが、すべてUSB 1.1のスピードです。
また、ファイヤーワイヤー(IEEE1394)もサポートしていません。現段階では、外部機器との接続にかなり問題があり、Parallels Desktopの撮影現場での使用は難しいと感じました。
ただし、Windows上でのそれぞれのソフトの動作スピードは、思っていたよりも早いので、何か違った使い方ができればいい感じです。
Parallels Desktop上でWin/PhotoshopCS2を使用した場合と、Boot Camp上(こちらはネイティブの動作)のスピード結果を掲載しますので、参考にしてください。(あくまでも個人レベルでの、また単一動作だけの検証なので、目安程度にしてください。)
PhotoshopCS2でEOS1Dsマーク2のRawデータを16bit/4992×3328/撮影時の設定で、現像開始から、PhotoshopCS2上に展開されるまでの時間を計測した平均値です。
環境 | メモリ割当 | Raw1カット | Raw5カット連続 |
Parallels Desktop(WIN) | 1161MBx70%=812MB | 9秒 | 67秒 |
Boot Camp(WIN) | 1722MBx70%=1206MB | 5秒 | 40秒 |
Boot Camp(OS X) | 1963MBx70%=1374MB | 20秒 | 120秒 |
それぞれのメモリの割当をデフォルトの55%でも計測したが、上記の数値との差はほとんどなかった。仮想記憶ディスクの指定は、すべて起動ディスク。