Kindle – 電子書籍の色調について

それぞれのディバイスにより色味の違いはどうしても出て来てしまう事なのですが、写真集にパッケージする画像の色空間(AdobeRGBとかsRGB)はsRGBでないと写真集にパッケージした時に色が薄く(彩度が低く)なってしまいます。

ただし、このあたりのことをご存じない方は、ほぼ撮影時からsRGBで作業しているはずなので問題はないとは思います。(通常、デジカメのほとんどがsRGBをデフォルト設定してあります)

色空間(色域)を最大限に生かす為には、AdobeRGBで撮影、作業制作するのが正解です。
ただし、Kindleなどの電子書籍、WEBに使用する場合は必ず色空間をsRGBにしたものを別途作成し、使用して下さい。
(AdobeRGBをそのまま電子書籍にパッケージするとディバイスでは彩度が下がって見えてしまいます。)

Photoshopであれば、「プロファイルの変換」でsRGBにします。「プロファイルの指定」だと色あせてしまいます。

画像のプロファイルがAdobeRGBそのままで電子書籍化すると「プロファイルの指定」で変換したもののように色あせてしまうのです。

#色空間の広さはAdobeRGB>sRGBと言う感じで、圧倒的にAdobeRGBの方が広いので(色がきれい?)、印刷用、プリント用はAdobeRGBのものを使います。WEBや電子書籍ではsRGBに変換したものを使います。

#Pubooで出力したPDFは高圧縮されていますので、解像度、及び色調がかなりへたった感じになってしまっていますが、ePubや.mobiのものはパッケージした画像そのものを見せていますので、安心して下さい。

詳しくは    色空間、sRGB / AdobeRGB  などで検索してみて下さい。

ちょっと難しい話……かな?
プロのカメラマンでもちょっと前までは知らない人が多かった事なので、なんとなく理解できれば良いと思いますが…..