9月のはじめに、フィリピンでロケをしてきた写真集が、この写真集です。
カワイイ、カッコイイ、セクシーをめざしてがんばりました。
この手のタレント写真集は、初めてなのでちょっと、売れ行きが心配です。
写真のセレクトでは出版社とまたまた、もめた杉山ですが、ちょっと大人になって、出版社の要望を取り入れました。ということは、男性読者にはうれしいことなんだろうか?もし、興味があったら見てみて下さい。でも、梶原真弓ちゃん本人も気に入ってくれているので女の子が見てもイケてると思います。
マルシアのニューシングルCDジャケットの撮影をしました。
曲のイメージに合わせて、真っ白な部屋を用意しました。この部屋は撮影の為に作られた自然光が入るスタジオで、ほとんどの屋内のシュチュエーションの撮影では、こういった自然光スタジオを使って撮影されます。
撮影は終始、なごやかな雰囲気の中で進められ、マルシアのラブリーな写真が撮れました。マルシアはとってもフォトジェニックでキレイだったり、カワイイかったり、セクシーだったりと、とてもすてきな女性でした。撮影現場にギタン君がいたら、やきもちやいたかもね。でも杉山、ギタン君とも知り合いなので、大丈夫だと思いますが。
オーストラリア滞在中に現地カメラマンとして仕事をしたのが始まりなんだけど、その時の写真をPARCOの宣伝課長が気に入ってくれて、帰国後、ず〜っと絶え間なく仕事をいただいているのがもう7年以上になる。
写真展も何度かやらせていただいたりしてるし、1つのクライアントが長く続いてくれるのはとても有り難い。多分PARCOの仕事は年間を通じ僕が一番やらせてもらっているカメラマンで、あちこちでPARCOの杉山なんて言われてるのかもしれない。
感謝!!
あまりにも多く仕事をしているので、いくつかピックアップしました。珍しいブツ撮りもあります。ちゃんと細かな赤の写り込みも作っていますよ。
Mさんから「結婚式の時にうまく撮るコツを教えて下さい。」というメールをいただきました。
結婚式(披露宴会場での写真)の時にうまく撮るコツと言っても一概に言うことはとても難しいのですが、良い写真というのは、構図やアングルやその瞬間の表情など、技術的なこと、の二つの要因が上手く揃ったときに撮れると思います。
まず、構図やアングルはいかに良いポジションに自分がいるかによって違ってきますので、もちろん新郎新婦が一番良く見えるところにいることが重要です。タレントさんの記者会見などでも、良いポジションをとるのに奪い合いになっていることが多いようです。とはいっても結婚式なので、プロのカメラマンの方や他のお客様もいらっしゃるでしょうから、そのあたりはほどほどにしましょう。
表情については新郎新婦はもちろん、プロのモデルさんやタレントさんではないのですから、目線があちらこちらに動いていたり、どうしてもこわばった表情になったりします。目線が欲しいときにはやはり、声をかけて自分のカメラの方を見てもらうようにしましょう。また、「〜さん、ステキ」とか「〜ちゃん、キレイ」とかの声もかけてあげると表情がよくなります。披露宴での撮影でも新郎新婦と少しでもコミュニケーションがとれるかどうかで写真がちがってきます。
これは余談ですが、新郎新婦のどちらかは仲の良いともだちでしょうから、結婚式の前に決めのツーショットの練習もしておいてもらったりするのも良いでしょうね。これで二人がますます仲良くなれば言うことなしですよね。 続きを読む
ここではプロになるための方法ではなく、良い?写真を撮るための日常のお勉強?(独学)の勧め。
写真は感性とそれを表現するための技術が必要です。
まず、感性の磨き方ですが、いろんな事に興味を持つことが大事ですが、良く言われることでは映画や絵画など、写真以外のアートなども興味を持って見に行きましょう。また、小説などの文学も写真のストーリー性を考えると必要です。ファッションだけでなく現代の動向もわかっていないとタイムリーな写真を撮ることはできないのでそういったことも心がけた方がいいですね。一芸に秀でた人はどんなことでも平均以上にできるものです。
こう書いてしまうととても大変なことに思われますが、とにかく良いと思う写真集などを立ち見でもいいですから いっぱい見ることです。知らず知らずのうちに感覚が良くなってきて、そのうちに自分が撮る写真にも反映してきます。
技術的なことは大変難しいこともかなりありますが、最近では実践的な本や雑誌が出ていますのでそれらを読んで勉強するのも良いでしょう。僕のお勧めは玄光社のコマーシャル・フォトの別冊のシリーズ。かなり実践的な事が書かれています。実は杉山はこの本で写真を勉強しました。僕が勉強していた頃とは比べ物にならないほど現在ではシリーズも豊富です。
いろんな事を書いてきましたが、やはりなんと言っても写真をたくさん撮ることが大切です。それもただ撮るだけでなく「こういった写真」という目的意識をはっきり決めて撮ることです。最初は誰かのマネでもいいんです。撮っていくうちにだんだん素晴らしい写真が撮れるようになると思います。