な一日です。
ポカポカ、フワフワ、ボケボケを狙って、レンズの前にクリームを塗りました。(注:直接レンズに塗ってはいませんよ。)シャをかけると言って光が滲んだソフトな表現ができます。年輩の女優さんなんかを撮影するときに、肌の状態を綺麗に見せる為に良く使うテクニックです。
年別アーカイブ:1999年
22日から24日までロケに行ってました。春物のファッションの撮影でノルマが一日あたり20カットもある撮影です。
初日はお台場にあるビーナスフォートで早朝から午前中いっぱい撮影し、そのまま千葉のサンシャイン牧場に移動して撮影しました。
翌日は富士山の麓の十里木というところにある、ハウススタジオの周りとその近くの忠ちゃん牧場というところで撮影しました。ところが、天気予報では3日間とも快晴のはずだった天気が最終日は雨だということがわかり、最終日はハウススタジオの中での撮影に変わりました。雨が降っただけで、撮影のスケジュールや撮り方が変わってしまい、本当にバタバタしてしまうのです。
なんとか無事に撮影が終了して、東京にたどり着いたのは夜の10時をまわっていました。
このところ日もだんだん短くなり、外での撮影時間も限られてしまいます。冬の外ロケは嫌いだ!
マックス・マーラをはじめとする高級ブランド、オンパレードの撮影です。青山にあるハウススタジオでの撮影ですが、24カットもあったので、朝9時よりスタートして午後4時に終了しようという希望的観測もみごとに外れ、撮影終了したのは、午後9時をまわっていました。通常のロケでの撮影は1日、10カットくらいがやっとなのです。今日は大変な撮影と言うことで、アシスタントは4人連れていきました。
う〜ん、このスタジオの場所代だけでも、36万円もかかってしまったのです。全ての撮影予算はどのくらいかかるのでしょう?
ふう、お金の重みをいつも感じながら仕事をしているのは、なかなかしんどいです。もし、写ってなかたらどうしようなんて、考えたら恐ろしくて仕事はできません。
今回の写真は2枚の別々に撮った写真を繋ぎ、一枚の写真として見せています。
フォトグラファーは、どんな1日を過ごしているのですか?と言う質問をいただきました。撮影が毎日あるわけではありませんが、それ以外にもやらなければならないことが、たくさんあるのです。
例をとって、杉山のこのところ10日間のスケジュールをお見せしましょう。かなりの重労働でしょ?ほとんどこんな毎日を過ごしています。主食ファースト・フードになっているような気がします。(笑)
(日)13:00 神楽坂、出版社集合。ヘア・メイク開始。
15:30 出発。
16:30 撮影現場到着。
17:30 芝浦付近にて、雑誌Happie ファッション撮影、夜のシーンのロケ。
|
21:30
22:00 解散。
22:30 原宿、現像所。
23:00 帰宅。 続きを読む