カメラマンの仕事

今日は、撮影日記ではないけれど撮影までのカメラマンの仕事の手順をお伝えします。

まず、広告代理店や制作プロダクション、時にはクライアントから直接の場合もありますが、仕事の依頼があります。
大体の撮影内容、スケジュール、ギャラ等をマネージャーが聞いて引き受けるかどうかを決めます。(もちろん、マネージャーは僕が好きな仕事とそうでないものを良く知っているので、そのあたりはまかせています。)
つぎに、打ち合わせ。モデルのオーディションをその時にする場合もあります。あまり、何度も打ち合わせをするのはスケジュール的にも難しいのでなるべく手際よくしたいものです。
撮影がスタジオかロケかによって違ってきますが、撮影場所のロケハン(撮影場所の下見)をします。これはだいたいロケーション・コーディネイターが出してきた資料の中から撮影に合いそうなところを選び、ロケハンするんですが良いところが見つからないとひどい時は何日もかかる場合もあります。
そして、撮影の準備。フィルムやカメラ機材、照明器具等の手配等けっこうすることが多いんです。まあ、だいたいは僕が指示を出した事をマネージャーとアシスタントがする事が多いですが。

なにをどう撮るかをはっきり決め、撮影前の準備が、しっかりできているとほとんどはもう、撮影が半分終わったようなものです。すでに僕の頭の中にはすべてが組立られていて、撮影当日はそれをかたちにするだけです。・・・とは、言ってもロケの場合天気が気になります、やっぱり。

そして撮影本番の日を迎えます。

これが撮影までの仕事流れです。仕事の内容によって時間がかかることもあるし、ほとんど電話だけで本番に入る事ができるものもありますが、やはり大きな仕事ほど時間はかかります。