写真について考える…

その1…

写真家って機械であるカメラを使っているのにデジタルというか電子というか、そう言った事に疎い人が結構多いような気がする…

ひょっとして新しいモノに対して臆病な人種なのかもしれない….

もう流石にアナログでなきゃ、なんて言う人はいなくなったけれど、新しいメディアに対して積極的に利用していこうとは思っていない。

流行って来たら自分もやろうなんて時期をうかがっているのだろうか?
それぞれのスタンスは違うのだから別にかまわないけれど、写真の新しい可能性を考えなければいけない時が来ているのではないかと思ったりもする。

近頃、地価や賃貸料が下がったことで、ギャラリーがかなり増えた。また、お店でもギャラリースペースを併設するところが多く、写真展が頻繁に行われるようになった。それは自分の作品を人に見せる事が比較的カンタンにできるようになったと言う事でとても喜ばしい。かく言う杉山も写真展も開催しようと思っている。

FacebookなどのSNSがかなり一般化した事によって告知ができ、写真展に足を運んでくれるようになったのもとても良い事だ。

でも写真展で見てもらうのには限界がある….

せっかくの作品なのだから、それ以外でも何らかの方法で見てもらうと言う事をした方が良いんじゃないかと思っている。

その2…

個人的な写真展だけでなく、「御苗場」onaeba.comをはじめ、「ポートレイト専科」portraitsenka.jpや「リアルポートレイト」photo-ngp.info/real_portrait.html、などの大きな合同写真展や「フォトグラファーズサミット」phsmt.netのようなプレゼンテーションの場、などの大きなイベントのようなものも多数開催され活気づいている。リアルに「写真が大好きな人」が集まることって、カメラショーしかなかった時代から比べるともう本当にスゴい事だと思う。

でもね。これってWEB世界で言うところの「オフライン」….

そのイベント開催中またはその前後は、大いに盛り上がるんだけど、その時期が過ぎちゃたったり、その会場に行けなかったりすると、参加する事ができない。

素晴らしい作品や作家が集まっているのに、なんだかスゴくもったいない気がする…..

で、電子好きというか新しいモノ好きの杉山は、そう言った「写真が大好きな人」みんなが集まるWEBサイトや電子写真集のブランドがあったら良いんじゃないかと以前から考えていた。…..「オンライン」

写真集アプリや電子写真集を出した経験から言うのだけれど、世界中の人に長期間見てもらえるし、そこから新たな仕事も舞い込んでくる….(もちろん写真展や紙の写真集も同時にやってます)

ひとりの作品では、たかだか知れてるけど、大勢の人が集まれば海外に対してもアピールする事ができるのではないかと….

その3…

つい最近、巨匠写真家の横木 安良夫さんから連絡がありました。横木さんとはどこかの写真展で何度かお会いして、ちょっとお話をした程度で、仲が良いお友達と言うわけではありません。

その横木さんが、なんと「AmazonのKindleで写真集を出したい」と言うお話です。お会いして詳しく内容をおうかがいすると、
自身の写真集ということでなく、世界の写真家が参加する写真集のブランドをKindleの中に作りたいと言う事だったのです。

ここで横木さんが清いのは、ブランドを作るといっても、横木さんが出版社としてまとめるのではなく、写真集はひとりひとりの作家が自身でKIndleで出版し、そのロイヤリティも作家自身が全額受け取る。という事です。
共通のタイトルとロゴを表紙に入れる事で、それがAmazonのKindleの中にいっぱい並べば、それはもうブランドになります。

とても共感するところが多く素敵なプロジェクトなので、ご協力させていただいています。

詳しくは、横木さんがプロジェクトの概要をFB上にアップしていますのでご覧下さい….

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AmazonのKindleをご存じない方もいらっしゃると思いますので、カンタンにご説明させていただきます…….

KindleというiPadような電子書籍リーダーの専用端末(ディバイス)を指すこともありますが、その事ではありません。

Amzonが世界中に(7言語)展開している世界最大の電子書籍のマーケットで、専用アプリをダウンロードすることで、iPhone、iPad、Android、Mac、Windowsなどのすべてのディバイス、パソコンで見ることができます。

また、このKIndleでは、誰もが完全無料で、なおかつとてもカンタンに、電子書籍や電子写真集などをすぐに出版することができ、世界中で販売されます。

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この続き、はまた次回….