CPS NEWSより抜粋

昔、雑誌で見た海外フォトグラファーの不思議な写真。それがデジタルの原点でした。
コマーシャル、ファッション誌などの世界で、活躍する杉山宣嗣氏。杉山氏の目をデジタルフォトの世界に向けさせたのは、自身も活動していた海外のファッション界の不思議な写真だった。「10 年ぐらい前に海外のDCブランドの写真などで、どうやって撮ってるんだろう? という写真を見かけるようになりました。それがデジタル技術を使ってレタッチしたものだったんです。単なる合成とかプリントテクニックとも違う不思議な写真に見えました。」
自身の活動経験から海外にネットワークを持つ杉山氏は、ある時、海外のレタッチャーと知り合い、メールをやりとりしながら、テクニックを学んだという。「やりとりの中で海外、とりわけアメリカの状況が進んでいることがよくわかりました。遅かれ早かれ日本にもこの技術が入ってくると思い、自分でもやろうと決意したわけです。」
ネガやポジをスキャンし、デジタル処理をするところからはじまった杉山氏のデジタルフォト。もちろん、この時点はまだまだ過渡期だった。「プリントの手焼きでは一晩かけても思った通りに上がらなかったり、コストに見合わないこともよくありました。でもデジタル化することで、思い通りのものが出来ることがわかったんです。デジタルレタッチの利点は、“ 戻れる”、“止められる”、“ 同じものができる”の3つ。そして、自分が納得するまで“どこまででもできる”ことも挙げられます。暗室作業から比べると飛躍的に変わりましたね。ただ、この時点ではまだまだ問題が多かったのも事実です。」問題とは、スキャニングすることによる画質の劣化と「アシスタントがスキャニングデータのゴミ取りに時間をとられて現場に行けないこと(笑)」だったという。
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コマーシャル・フォト2月号より抜粋
今回は、デジタル一眼レフカメラで撮影し、短時間に効率良く画像をチェック、使用カットを決定、すばやく画像処理を行なうワークフローを紹介する。
「ファッション雑誌の撮影は、衣装やヘアメイク、シチュエーションを変えて、大量のカット撮影するため、短時間にOKカットが決められるかが勝負」と杉山さんはいう。
そのためには撮影後にすぐに全カットのデータをある程度の大きさで表示し、編集者、スタイリスト、ヘアメイク等が確認できる環境が必要になる。
杉山さんの場合、キヤノンEOS-1Ds Mark2をWindowsノートPC+Digtal Photo Professionalのパソコン接続と、最速SDカードとのバックアップ同時記録撮影をしている。撮影画像の確認は、高速表示で知られるブラウザソフト「フォトのつばさ」を使用。(DPPはマシン性能が同程度の場合、MacよりもWinの方が高速で動作する。)
「いろいろとソフトを試してみましたが、現場でRAWデータを高速表示・拡大表示できるブラウザソフトで確認し、Photoshopによる現像処理を組み合わせることで効率的なワークフローになりました」
撮影現場では時間を無駄にせず、OKカットが決まったら撮影は終了。事務所に戻り、OKカットをAdobe Bridgeで確認後、Camera Rawですぐに現像処理。雑誌の撮影では、なるべく撮影現場で完成度を高め、肌の処理以外はほとんど画像処理を行なわない。画像処理したデータは、すぐにデザイナーにレイアウト用小データをサーバー経由で転送、入稿データは、色見本プルーフをつけて納品する。
最近、杉山さんが肌の画像処理に愛用しているのが「Noise Ninja」というソフトだ。まだ英語版しか手に入らないが、カスタマイズ、バッチ処理でき、効率良く肌の画像処理を行なうことができるので、重宝しているという。

1/15発売のコマーシャル・フォト2月号に「デジタルフォト&ワークフロー」というページで杉山のエディトリアルでのワークフローを解説しています。デジタルフォトのメリットである「速さ」を追求したエディトリアルのワークフローの一部なので、いつもこんな感じにしているわけではありません。
ちゃ〜んと、じっくり作り込んでする仕事の方が多いので、これだけを実践しないでくださいね。(笑)

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久しぶりにアナログでのカタログ撮影です。ここ1年ほど、めっきりポジフィルムを使っての撮影が少なくなってしまったので、なんだか妙な緊張感があります。
事前には、フィルムのエマルジョンのテストをしたり、本数を確認したり、撮影時は色温度を調整するためにフィルターをカットごとに変えたり、撮影本番に対する緊張感は、一発勝負!って感じでデジタルの非ではありません。まあ、この緊張感と、撮影後は現像所におまかせ!っていうお手軽なところで、やはりアナログもいいかなあ。と思う撮影でした。
引き続き明日もこのハウスで撮影するので、機材はそのままにし、次のスタジオに向かいました。

夜の部は、シホ有限会社G-Revoの社長(ギャルの起業家)であり、アーティストでもあるsifowの撮影です。何のための撮影かはナイショ。なかなかカッコイイ写真になったので、本人もスタッフにも喜んでもらえたようです。彼女のブログでそのうち発表があると思いますので、チェックしてください。

ギャルの革命

sifow official web site

CDジャケットのお仕事でした。2006.2.15発売です。

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NHKのスタジオに照明機材やバックドロップなど全てを搬入しての撮影です。特別な撮影ではないのですが、テレビ局のスタジオというのは、ただでかいだけの倉庫のようなものなので、そこに全ての機材を持ち込んで撮影というのは、手間もお金もかかってしまうわけなのです。
仲間さんは本日は取材日ということで、朝からず〜っといろんな取材をこなして、本日最後の撮影ということでした。杉山、仲間さんは初めてなので、どんな感じなのかなあ?って思っていましたが、撮影中ず〜っと「モナリザの微笑み」が頭の中に浮かんでいました。仲間さんって、そんな感じなんです。

恭子ちゃんは2年ぶり。「確かnonnoの表紙だったと思うけど。」と杉山が言うと、「スタジオフォボスの撮影で、〜ちゃんも一緒だったよね。」と言われて、恭子ちゃんの記憶力の良さに驚きました。
だって、撮影は彼女にとっては日常茶飯事なのだから、2年前の撮影を覚えているなんて・・・「あの時、赤いメガネかけてた。」と言われてさらに驚き。今日は杉山黒いメガネなんです。

西川さんとは、かれこれ4年ぶりになるのかなあ。今日の王子は肌もツヤツヤで、いくつなったのかがわからない年齢不詳。スタジオの屋上から、レインボーブルッジ抜けの夕景をバックに寒い中、お付き合いしていただきました。撮影は日没30分前くらいの時間から始まったので、日が暮れるまでが勝負です。事前に3カ所にストロボをセットしておき、次々に場所を移動して撮影していきます。終わってみたら20分で5シチュエーション撮っていました。

12/23スタートの石川亜沙美さんのブログ「Dolce Vita」の写真の撮影です。トップモデル出身の彼女はそれはもう手足が長い。(笑)
どんなポーズをしてもらってもサマになってしまうのは、彼女のおかげ。たぶん、カメラマンは誰であっても良い写真が撮れてしまうんだろうなあ。と、ため息の杉山でした。どんな写真になったかは、彼女のブログを見てください。昼/夕/夜と絵柄??が変わり、毎月新しい彼女に会えます。

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